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お子様の矯正歯科治療を行う上で大切なのは、一生自分の歯で噛む事の出来るきれいな歯並びの達成をお手伝いする事です。そのためには、乳歯と永久歯の混在する混合歯列期から、患者様の口腔内管理を始めて、症例によってはこの混合歯列期から矯正治療を開始する必要があると考えています。また、この時期に治療を行うか否かに関わらず、検査をして詳しい資料をとることは、顎(あご)骨の成長様相や歯の生えかわりなどの経過観察にとても重要で、また将来の治療の際に役立ちます。 |
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この図は、一般的な治療の流れを表したものです。
患者様の症例や担当歯科医師によって、
実際に受ける治療と異なる場合があります。 |
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クインテッセンス出版(株) nicoより引用 |
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第一期治療
幼児から小学高学年また成長の遅い中学生を含む子供達を対象
不正咬合(ふせいこうごう)(不正咬合 = 凹凸の歯並びや咬(か)み合わせが悪いこと)の軌道修正をして成長発育の妨げを取り除く治療です。あごの骨や歯槽骨の大きさ・形のよい成長発育を促します。
主に簡単な装置を使い、約1年ぐらいで一段落します。その後、定期観察に入ります。永久歯もすべて交換し、成長が終了するころ、再評価を行い、第二期治療(仕上げの治療)の要不要を判断します。
第二期治療
永久歯交換後、成長の終了後から40代ぐらいまでの方を対象
完璧な永久歯列のための仕上げの治療です。
よく見かける複雑な装置(ブレース)で治療します。成長発育は終わっているため、年齢による差は少なくなりますが、若い方が矯正治療後の安定が良いと言えます。ただ、歯磨きの励行、装置やゴムなどの協力の必要性を考慮すると、反抗期の子供達に無理強いしても、良い結果は得られません。患者本人が前向きな意識を持つことができるようになるまで待つ方が、総合的な結果は良くなる場合もあると思われます。しかし、問題点をよく把握してから待つのと、ただ放置するのとでは大きく異なります。一度、初診相談を受け、必要性と負担の両方をよく理解した上で、開始のタイミングを決定されることをおすすめします。
治療期間は1年ないし3年です。平均2年ぐらいで歯を動かす治療を終了します。後は安定を確認していきます。
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